身体を鍛える前に、身体を整える

身体づくり

「運動しなきゃ。」

健康診断の結果を見たとき。
体力の衰えを感じたとき。
体重が増えてきたとき。
多くの人は、まずそう考えます。

もちろん、その考えは間違っていません。
身体を動かすことは、とても大切です。

でも私は、その前に一つだけ確認してほしいことがあります。
今の身体は、本当に動ける状態になっていますか。

頑張る人ほど、頑張りすぎてしまいます

ストレッチの仕事をしていると、
「運動を始めたら、腰が痛くなった。」
「ウォーキングを始めたら膝が痛くなった。」
そんな話を聞くことがあります。

身体を良くしようと思って始めたことなのに、逆に身体を痛めてしまう。
それは、とてももったいないことです。

身体には「土台」があります

家を建てるとき、いきなり屋根を作ることはありません。まず土台を作ります。

身体も同じです。
呼吸・姿勢・関節の動き・歩き方・身体の使い方。
これらはすべて、身体の土台です。

土台が安定しているからこそ、筋肉も効率よく働きます。

逆に、土台が崩れたまま鍛え続けると、余計な力を使い、疲れや痛みにつながることがあります。

筋肉を鍛えることと、身体が動くことは違います

「筋肉を付ければ健康になる。」そう思われることがあります。
もちろん筋肉は大切です。

でも、筋肉があることと、身体が思うように動くことは同じではありません。
必要なところに力が入り、必要のないところは力が抜ける。
呼吸が自然にできる。
歩いても疲れにくい。
こうした状態があって初めて、身体は効率よく動けます。

私は、この状態を作ることの方が先だと考えています。

私が最初にストレッチを勧める理由

「運動を始めたいんです。」
そう相談されたとき、私はすぐに筋トレを勧めることはありません。

まず呼吸を見ます。
身体の動きを見ます。
歩き方を見ます。

なぜなら、身体が整うと、同じ運動でも驚くほど動きやすくなることがあるからです。

実際に、「こんなに軽く動けるとは思わなかった。」という言葉をいただくことも少なくありません。

整えることは、鍛えることを否定していません

私は、筋トレに反対しているわけではありません。
ランニングも、自転車も、登山も、大好きです。
私自身も身体を動かしています。

だからこそ思うのです。鍛えることは大切。

でも、整えてから鍛えた方が、もっと身体は応えてくれる。
これが私の実感です。

身体を整えると、人生が動き始めます

身体が動きやすくなると、歩くことが楽になります。
階段が楽になります。
仕事が楽になります。
旅行が楽になります。
趣味が楽になります。

つまり、鍛えることが目的ではなく、人生を楽しめる身体を作ることが目的なのです。

丁寧生活がお手伝いできること

丁寧生活では、呼吸を整え、身体の動きを整え、歩きやすい身体をつくることを大切にしています。

その土台ができることで、筋トレも、ウォーキングも、ランニングも、趣味も、仕事も、もっと楽しめるようになると考えています。

だから私は、「鍛えましょう。」ではなく、まず「整えましょう。」とお伝えしています。

身体づくりは、鍛えることだけではありません。まずは身体の土台を整えることから始めてみませんか。

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